新幹線ダイヤ乱れと現場のリーダーシップ
JR東日本の新幹線が、始発から全て運行できなくなった。
9時少し前に運行が開始された。
原因は、新幹線の運行管理システム「COSMOS」(COmputerized Safety Maintenance and Operation systems of Shinkansen)のトラブルだという。
昨日の大雪などによる大幅なダイヤの遅れが原因で、今日の運行ダイヤのデータが反映できなかったという。
自分も長年、システムの運用管理を担当していたが、よくある事、特定の時期に発生する可能性が高い状況と、それによって起こり得るトラブルについては、徹底した事前の検証と対応をするのは、当たり前のことである。
多分、大多数のシステム屋からみれば、「何故?」であるし、「どこが作ったの?」という言葉も続いて出てくるだろう。
「何故?」
「何処が作ったの?」
ニュースでは、いつ頃動くのか、どうすればいいのか、という質問に、駅員たちはしどろもどろ。
上から情報が知らされないていないのか、為すすべもない。
危機管理で最も重要なことは、司令塔がいるかいないか、である。
勿論、麻生某のような、普段でもリーダーシップの発揮できない者が、その役に着いても、意味がない。ただ、邪魔になるだけである。
緊急事態は、1分1秒を争うケースが多い。
緊急事態に対応するために、マニュアルを作りなさい、教育訓練をしなさい、という。
教育訓練は非常に大事なのだが、やはり、切迫感がないためか、参加率も低いし、参加者の真剣さも足りないのが普通である。
結果、実際のトラブルが起こると、何をしていいのか判らず、右往左往することになる。
緊急事態への実践的な訓練は、実際のトラブル時しか出来ない。
先輩諸氏の行動を観察し、見様見真似で、どうすべきかを学ぶのである。
ところが、トラブルの種類は、百も二百もあり、その対応も、多種多様である。
そんなに緊急事態は起こらないから、全てを学ぶのは不可能である。
あとは、通常時の対応や行動なども含めて類推し、最適と思われる対応措置を選択する決断力を持つことである。
これが出来るかどうかで、その人のリーダーシップの真価が判る。
緊急事態への対応は、概ね、アナログである。
デジタル化されたワークフローが稼動しないのだから、人間が自ら判断し、人を動かして行動せざるを得ない。
誰でもいい。その場で一番元気な奴がリーダーシップを発揮すればいい。
3つ数えて、誰も行動を起こす人が居なかったら、「さあ、やるぞ~!」と先頭に立てばいい。
システムの現場にも、運行の現場にも、客対応の現場にも、アナログリーダーが必要である。
貴方の現場には、アナログリーダーがいますか?
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