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アイ・エス・レーティングはいずこへ

今年3月、経済産業省と日経新聞社が主催した「情報セキュリティガバナンスシンポジウム2008」で、Panasonicの上席審議役が衝撃的な発表をした。

「共通の基盤に基づいた取引先の格付を行う会社」を設立すると。

7月、民間格付会社「アイ・エス・レーティング」がPanasonicをはじめ、Xerox、富士通、キャノンなど18社が発起人となって設立された。

その後、同社の動きは、新聞にも掲載されなかった。

9月、日本CA主催のセミナーで、久々に同社から現状の報告が。

7月から十数社の格付業務を行っている、と。

当初、最初の段階で策定すると言っていた「自己診断カルテ」は先送りになった、と。

 

2008年が終わろうとしているが、同社のHPの「What’s New」は、10/30の英語版HPのタイトルが最後である。

皆が注目し、期待していた同社の動きは、一見、止まってしまったように見える。

果たして、「アイ・エス・レーティング」はどこを彷徨っているのだろうか。

 

本当に、このお墨付きは、黄門様の印籠のような効き目があるのだろうか。

一体、幾ら払えば、お墨付きがもらえるのだろうか。

このお墨付きは、本当に、商売の役に立つのだろうか。

そんな経営者の言葉が聞えてくるような気がする。

 

元々、約束手形でも何でもないのだが、高い金を払って、厳しい審査を経て、手に入れるお墨付きとなれば、その価値に期待するのは当然である。

ISMSもPマークも、経営者にとってみれば、金と時間と手間を掛けて、手に入れるお墨付きである。

その威力がなければ、取る意味、持っている意味はない。

Pマークでは、委託先管理として、最低、年1回の委託先チェックが必要とされている。更に、適宜、その運用状況の確認も必要とされている。

今年は、3社から、立入り調査を受けた。

PマークかISMSを取得していることが、取引の要件になってきた。

きちんとやっているか、内部統制は取れているか、そして、来年も付き合える企業かどうかが、1時間近くのヒアリングと現場確認を通して、チェックされる。

しどろもどろだったら、そこで終わりである。企業の資質がチェックされるのである。

 

だから、より確実な看板を求めて、第3者格付を受けようとする。

それが、今、何故か、足踏みをしている。

 

新型インフルエンザの脅威が叫ばれ、対策マニュアルの策定が様々な企業で始まっている。

緊急事態へ如何に対応できるかが問われている。

BCPの一環である。

 

内部統制の内容も変わりつつある。

 

世界不況の中で、企業の生き残り策が展開されている。

  

格付基準が毎日のように、変化している。

 

他人の格付より、自分の格付かも知れない。

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